【Qlik Sense3.2以上】【初心者向け】ゼロから学ぶQlik Senseのデータ分析 第九回 カレンダー メジャーで前年対比

カレンダーを自動で読み取って今年と去年の数値を比較

こんにちは。Deckです。

(リリースデート)にQlik Sense3.2がリリースされ、新機能の「カレンダー メジャー」が追加されました。
この機能を利用すると複雑な操作なしに『今年のみの売上を表示』といった分析が利用可能になります。
カレンダー メジャーの利点は『今年初めから今日まで』や『去年の初めから』などを表す数式を自動で作成してくれる点です。
これを使って、「去年と売上金額を対比したい」「今週の売上は先週と比較してどうか?」といった分析が簡単に利用可能になります。
「集計期間」「分析項目」の条件を入力するとQlik Senseが数式を自動で作成してくれるため、それをそのまま利用したり変更を加えてチャートを作ることができます。

今回は例として今年と去年の売上比較の棒グラフを作成します。

では、はじめてみましょう!
今回のチャート作成に使用するデータはこちら(第五~八回までと同様です)からダウンロードできます。

download

 

カレンダー メジャーを利用する準備

カレンダー メジャーを使用するためには条件がいくつかあります。

    • Qlik Senseのバージョンが3.2.0以上
    • 元データの日付項目がYYYY/MM/DDなどQlik Senseで認識できる形式である
    • データ マネージャー(連載第2回で説明したドラッグ&ドロップのロード)で取り込みを行う
      Qlik Sense本体のバージョンが3.2.0以上であれば旧バージョンから引き継いだアプリを使用してもかまいませんが、新バージョンでアプリを開いた後、一度リロードを行ってください。
      カレンダー メジャーで必要なデータが自動的に読み込まれます。

前年対比グラフの作成

編集モードに入り、空の棒グラフを配置してグラフの軸を「注文月」に設定します。

画面左側のメニューから『項目』を選び、『注文日時』の右クリックメニューから『カレンダー メジャー』を選択してください。

集計項目は「売上金額」、時間範囲は「年単位」とします。
画面右側のチェックボックスから追加する数式を選択できますが、ここはデフォルトのまま『マスター アイテムに保存』をクリックします。

次に、今作成したマスター アイテムの微調整を行います。
「SUM 売上金額 YTD」の編集画面を開きます。

数式と名前を画像のように変更します。
この数式は「Year to Date」、つまり「年のはじめから(今年または去年の)今日まで」を集計しています。
ここでは「売上金額は一年間まるごと」集計したいので、この数式中の
[注文日時.autoCalendar.InYTD]={1},
を削除します。

メジャーの変更ができたら、「今年の売上金額」「去年の売上金額」の数式を棒グラフに追加します。

最後に数値書式の設定をします。
書式のメニューから「1,000」を選択します。

これでチャート完成です。

カレンダー メジャーを使うとQlik Senseが数式のひな形を用意してくれるので、簡単な修正をするだけでこのようなチャートを作ることができます。
Qlik Sense 3.2からの新機能ですが、使いこなせると表現の幅が広がりそうですね。

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